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フランシス・ロビンソンのSQ3R法とは何か?オハイオ州立大学のHow-to-Studyプログラムから生まれたアイデアを解説

2023年9月29日

SQ3R法の概要

SQ3R法は、学習や情報の効果的な読み取りと理解を支援するための学習戦略の一つです。この方法は、アメリカの心理学者フランシス・ロビンソン(Francis P. Robinson)によって提案され、その名前は「SQ3R」の各要素を表しています。

SQ3R法の各要素

ここからは、SQ3R法の名前にもなっている「SQ3R」の各要素を解説していきます。
「SQ3R」は以下の要素の頭文字に由来しています。

「SQ3R」の要素
  • Survey(調査)
  • Question(質問)
  • Read(読む)
  • Recite(暗記)
  • Review(復習)

それでは、これらの要素を詳しくみていきましょう。

Survey(調査)

最初に、読むテキスト全体をざっと見て、全体の構造や主要なセクションを理解しようとします。タイトル、見出し、図表、および要約文を読んで、読むべき内容についての全体的なアイデアを得ます。これにより、テキストの全体像を把握しやすくなります。

Question(質問)

次に、読むべきテキストに関する問を自分に立てます。これにより、読む際の焦点を明確にし、理解すべきポイントに集中しやすくなります。問はテキストの主題や目的に関連するものであるべきです。

Read(読む)

テキストを注意深く読み進みます。SQ3R法では、アクティブリーディングを奨励しており、テキストから重要な情報を抽出し、質問に答えるための情報を探します。マーキングやハイライトを使って、重要なポイントを強調することも役立ちます。

Recite(暗記)

テキストを読み終えたら、自分の言葉で要約し、質問に答えるようにします。これにより、読んだ内容を実際に理解し、記憶に定着させるのに役立ちます。口頭で要約するか、ノートに書き出すことができます。

Review(復習)

最後に、読んだテキストと自分の要約を再度復習します。これにより、情報が長期間の記憶として定着しやすくなります。必要に応じて、さらに質問を立てて理解度を確認することもできます。

軍人を読書家にするために生まれた効果的な学習

オハイオ州立大学のHow-to-Studyプログラムから生まれました。

How-to-Studyプログラムは第二次世界大戦中にアメリカ軍が打ち立てました。
このプログラムで陸軍専門訓練プログラム(ASTP)に選ばれた男性には学習方法の訓練が提供され、彼らの実際の学習スキルと習慣に関するデータが収集されました。
そのデータをもとに、ロビンソンがまとめたのがSQ3R法です。

1946年にSQ3R法の概要は“Effective Study(効果的な学習)"という本で概要が紹介されますが、その名のとおり、SQ3R法は効率的で効果的な学習を促進します。

参考

書籍

  • 三宮真智子『メタ認知で〈学ぶ力〉を高める: 認知心理学が解き明かす効果的学習法』北大路書房、2018年

Webページ

  • //en.wikipedia.org/wiki/Francis_P._Robinson(2023年9月28日確認)